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「わかりやすい・ミニマムエッセンス」がコンセプトの生化学の教科書.基本事項をわかりやすく解説するだけでなく,薬理学へのつながり,疾病とのかかわりもコラム等で多数紹介.今改訂では各種情報を最新のものに更新し,全体にわたり表現の見直しを行ったほか,電子版付とした.薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)対応.電子版限定付録として,生化学領域の薬剤師国家試験過去問題集と動画のリンク集を収載.【改訂第3版の序】 *抜粋・改編 本書の改訂第2版が上梓されてからほぼ5年が経過した.この間,2022(令和4)年度に薬学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂(新コアカリ)があり,それまで網羅的,詳細に提示されていた一般目標(GIO)や到達目標(SBO)を廃止して,概念化した学修目標に改められた.新コアカリの本書に関わる学修目標では,「C-6 生命現象の基礎」としてヒト生体を構成する基本単位である細胞の性状と恒常性について,「C-7 人体の構造と機能及びその調節」として細胞,組織および器官の構成と恒常的機能について学修し,高学年での疾患の予防や治療に関する科目を理解する基盤を形成することが求められている.本改訂では,第2版の内容を新コアカリに対応させ一部ヒトでの知見を中心に書き改めると共に,生化学,分子生物学のみならず薬理学や生理学領域における新たな知見なども加えて,教科書としてだけでなく,学習者のレベルに応じて自己学習により発展的に学ぶ教材となるように編集作業を行った. 本改訂では,学習の振り返りや復習のために,重要項目のまとめや総括として各単元の終わりに「ポイント」を移した.事前・事後の学習に役立つように,要所では「おさえておこう」を,他の章や単元との関連を明示するために「ここにつながる」も引き続き設けた.また,第2版までの「コラム」を内容的にいくつかに分類して分かりやすく提示した.すなわち,知っておくと面白いことや雑学的な記事を「豆知識」,医薬品とつながる内容の記事を「医薬品の知識」,疾病とつながる内容の記事を「疾病の知識」,また,臨床現場や研究室で行われる検査や分析手段にも着目し,それぞれ「臨床検査」,「分析法」としてとりまとめた.さらに発展的な内容や最新の知識は「アドバンス」として書き加えた.本書に関連のある生化学,分子生物学および境界分野の過去10年分の薬剤師国家試験問題を,正答と簡単な解説をつけてとりまとめて,新たに作成した電子版の付録とした.電子版では,本書の内容を扱っている英語動画を視聴できるウェブページも紹介した.薬学生諸君には,レベルに合わせて本書を上手に利用して生化学を学び,薬学全体の理解を深め自信をつけていただきたい.2025年1月前田正知浅野真司
目次
I部 生命体の成り立ち1章 細胞・組織・器官A 細胞:生物の基本単位 1細 胞 2原核生物と真核生物 3細胞小器官 a 細胞膜 b 核 c ミトコンドリア d 小胞体 e ゴルジ体 f リソソーム g エンドソーム h ペルオキシソーム 4膜構造をもたない細胞内構造 a リボソーム b 細胞骨格 c 中心体 5染色体B ヒトの体の成り立ち 1ヒトの体の階層性 2組 織 a 上皮組織 b 結合組織 c 筋組織 d 神経組織 3器 官 4系 a 外皮系 b 骨格系 c 筋 系 d 神経系 e 内分泌系 f 心臓血管系 g リンパ系・免疫系 h 呼吸器系 i 消化器系 j 泌尿器系 k 生殖器系 ExerciseII部 生体成分の構造・機能2章 生体成分 1生体成分 a 水の性質 b 水や主要イオンの体内分布 c 血液の緩衝作用とCO2の運搬 2ヒトの体を構成する元素 3主な生体分子 a 糖 質 b タンパク質 c 核 酸 d 脂 質 e ミネラル Exerciseほか



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