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昭和初期、日本と欧州を航空機で連絡しようとする遠大な計画があった。企画したのは満洲航空の永淵三郎と、ルフトハンザ社のガブレンツ男爵。敗戦により夢は挫折したが、戦後永淵の多くの部下が活躍し、今日の民間航空業界繁栄の一翼を担った。広大な内蒙古の地を舞台に、戦前から戦中にかけ軍部・政界・財閥を動かして「永淵構想」を実現させるべく汗と血を流した、若き男たちの冒険譚。
目次
ベルリンでの円卓会議満洲とドイツの紺碧の空鶴はパミールを越えて東方へ飛翔す内蒙古・アラシャン沙漠に暗雲漂う関東軍「隆吉公司」の野望弱水に嵐吹きあれて馬将軍は割拠す中東の熱風のただ中で「日の丸機」西へ飛ぶ欧州から「富士山」を目指して飛来す空の架け橋つながらず北支高原に咲き乱れる罌粟の花空の巨人・永淵三郎



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